新卒イギリス大学院留学のためのGPAのおはなし

 

新卒でイギリス大学院留学をしようと思ったら、GPAがとっても大事です。もし他にアピールできる要素がない場合、とっても大事なところになってくるので、できる限り上げておく必要があります。

とは言っても、どのようにGPAを計算していいのか、どのくらいのGPAでどのくらいのレベルの大学を狙えるのかなどが気になるところだと思います。それについて今回はまとめてみました。

結論として、職歴がなく、イギリス大学院留学したいなら、GPA3.0が必要!※例外あり

ちなみに、社会人経験がある方はGPA以外の要素が強くなることが多いので、この限りではありません。実際に大学の募集にも、「社会人経験があればちょっと成績わるくても大丈夫だよ」みたいに書いてあるところもありますのでご確認ください。
Rey
ひとつ前の記事(新卒学生のためのイギリス大学院出願スケジュール)では、イギリス大学院留学を決意してから、出願までの流れ等について説明しています。

1.まずは自分のGPAを理解する | イギリス大学院留学のためのGPA

1-1英語の成績証明をもらう

まずは、自分の現状を把握するために、英語の成績証明書Transcriptをもらいましょう。大学によって表記方法や落とした単位が表示されるかされないかなどの違いがあります。そのため、どのような成績表記の仕方になっているか、どう成績をつけているかを証明しているか、を確認しましょう。そして、自分の単位を英国式で計算してみましょう。

だいたいの大学の場合、英国式のGPA計算方法で計算すると、GPAが飛躍的に上昇します。なので、「GPA3.0が無いから無理」と最初から飽きられることだけは避けてほしいと思います。たとえ、現時点での成績が悪くても、改善はできるのです。

1-2. GPAを英国式で計算してみる

では、以下の表にしたがって自分の成績に従って、GPAを計算してみましょう。この点数に従って、平均を出すだけです。

点数 GPA 日本の大学(例1) 日本の大学(例2)
90以上 4 A+
80-89 4 A
70-79 3 B
60-69 2 C
50-59 1 D
50以下 0 F 不可

自分の英語の成績証明に不可が書いてあれば、不可も計算に入れるなど、成績証明書に従って計算してみましょう。これは、あくまで参考程度ですが、基本的にこのような形になります。ここで、GPA3.0やBがめあすになってくるのです。

しかし、すごく低くて落ち込むのであれば、自分でいい方に計算しても、まあ、悪くはないと思います。自己責任だけれど。

2.自分の行きたい大学が求めているレベルを知る

自分のGPAを知ったら、今度は、自分が行きたい大学がどのようなレベルを求めているのか、調べてみましょう。大学によっては、「成績でこのくらい以上」と名言してくれているところがおおいので、参考になります。

自分の行きたい大学を、できるだけ後悔しないように決める決め方については、他の記事(学校の決め方と情報収集)で紹介しています。

2-1英国式成績表示を理解しよう。

イギリスではたいてい、以下の表のような成績評価がされています。このFirst class, Upper second classなどが成績分類グループの呼称になります。どの大学もこの方式で述べているので、これを参考にして大学が求めているレベルを計るといいでしょう。

成績分類(class) 略称 評価軸 成績分布(2015)
First (1st) 70%以上 22%
Upper Second (2:1) 60-69% 49.50%
Lower Second (2:2) 50-59% 23.00%
Third (3rd) 40-49% 5.50%

 

2-2. 実際に提示されているレベルはどんなかんじ?

じゃあどんな大学がどんなレベルを求めているの?

例えば、社会学系の名門中の名門であるLSEをみてみましょう。

Minimum entry requirements for MSc Global Politics

Upper second class honours degree (2:1) or equivalent in any discipline.

Competition for places at the School is high. This means that even if you meet the minimum entry requirement, this does not guarantee you an offer of admission.
出典: LSE, MSc Global Politics

つまり、「最低がUpper secondで、これを満たしても入学が決まるわけじゃないですよ」ということです。要は足切りのセンターみたいな扱いじゃないでしょうか?

LSEは日本の大学を卒業した人向けにも、出願基準を提示してくれています。

To be considered for a place on a master’s programme we require a bachelor’s degree (Gakushi, four-six years) from a prestigious university with an overall mark of 76%, B+ or a GPA of 3.3/4. Applicants from a non-prestigious university can be considered with a mark of 85% or an overall A.

  • 名門大学だと、GPA3.3
  • ふつうの大学だと Overall A (GPA3.7くらいかな?)

ということで、LSEだとGPA3.3くらいから出願可能なことがわかりました。(名門大学がどこにあたるのかはわかりませんが)

他の大学の募集要項もいろいろ見ましたが、出身大学がどこかについて述べているのはLSEだけでした。大学によっても、出身大学のレベルを大事にする大学とそうでない大学があると思うので、それについてはわかりかねます。

2-3.だいたいのレベルとGPAのめあす表をつくってみた

では、GPAと大学のめあすを表にまとめました。

成績分類 GPA 大学レベル
First 3.7 Oxbridgeレベル
Upper Second 3.3 上位校レベル(Kings, Imperial, UCL, Edinburghなどや、その分野の有名学部など)= ラッセルグループレベル
Lower Second 3.0 その他の大学レベル
Third 3以下 他のことで巻き返しする

※イギリスは大学の数が少ないので、”その他の大学レベル”とかきましたが、さまざまな地方国立大学のレベルも相当高いとおもいます。「大学のレベル」よりは、「自分の専門分野のなかでの学部レベル」のほうが(とくに修士では)大事かも。

しかしいくつか注意があります。

  • 大学が求めている最低レベルであって、これがあれば合格するわけではない。
  • 大学ごとではなく、有名学部などでも競争率は変わってくる
  • 成績だけではなくて、他の実績や活動などももちろん大事
  • 学部(undergraduate) で何を専攻したのか、なども大事
  • 分野によっては実践的なのか学問的なのか偏る(実践的なところだと、成績が低くても実務経験が充実してれば有利)
  • GMATなど他のテストが必要な場合がある
  • これに外れて受かった人・落ちた人もいる

他にもきっとあると思いますが、要は、これを参考に自分の頭で考えていただければということです。

このレベルわけは、同じ分野で大学ランキングに照らし合わせて、13校くらいのコースの出願要件GPAをみて、だいたいこれくらいかな?というところから算出しました。
ほかのところで巻き返すになった場合にも、頭をつかって戦略をたてればどうにかなるとおもいます。そんな戦略についての記事はこちらです。時間がある場合には、打てる手が多いので、(たとえば新しく課外活動に精を出したり)、早めに対策をはじめるのはいいかもしれません◎

3.GPA3.0の壁が大きいので、これるようにがんばろう

GPA 3.0

これが上位をねらう最低のラインだと思います。これを越さないと一気に受け入れてくれる大学が減りそうなので、越えてください。がんばりましょう。

GPAが低くて悩む気持ちもわかりますが、過去のことはどうしようもないので、ただ上げることを考えましょう。もしくは、他にアピールできること(学生団体活動とかインターンとか職歴とか)を、戦略的にアピールして、挽回しましょう!

また、同じGPAでも、「専門分野」の成績が良いか悪いかなども重要だと思うので、そうゆう細かい説得力をだすことも重要だと思います。専門分野の成績がいいなら、多少他が悪くても、いけそうです!

つまり、3.0以下だからって、自動的に絶対無理ではないのです。(まあ、すごくレベルも倍率も高い大学のコースなら無理かもしれないけれど、)

GPAが低い場合の対策については、戦略的な強みの探し方という記事で詳しく書いています。

4. どうやって出願前までにGPAをあげる?

学部の卒業までに時間がある場合、GPAをあげることはとても可能です。どんなふうにしてあげられるのか、できることを試しめみましょう。たとえば、考えられるのは、

  • 難しそうな授業・低そうな評価がきそうな授業をとらない
  • 卒業単位がたりていても、簡単そうな単位をとりまくる
  • 万が一低評価を取りそうになったら、CをとるよりFをとる

上の事項を基本として、他学部の授業をとってみたり、エッセイや課題で評価される授業をとってみたりと、いろいろと工夫ができると思います。「GPAをあげなきゃ」とはやく気づけば気づくほどいいので、気づいた時から、実践してみてください。

また、自分の現在のGPAと比較して、「平均GPA3.0になるためには、あとAが幾つ必要なのか」などもきちんと逆算しておくといいかもしれませんね。

5. わたし個人の結果を参考までに!

開発学系のMScのコースを4つくらい出願しました。GPA3.01とかでしたが、上の表で言う上位校も含め、で出願したところからはすべて合格をいただけました。

最初は2.3とかで、(大学側の計算だと1.9とか)、とっても不安でしたが、こつこついい成績をとって、最終的には3.01まであがりました。他学部の授業をとってみたり、GPAをあげるためには、どうしたかいいのかを考えつつ勉強したいたら、届くことができたので、もしGPAが低いかたでも、まずはあきらめずに、成績を上げて欲しいと思います。

6..他に参考になるサイト

以下にイギリス大学院留学の際のGPAについて、参考になる記事とサイトをあげておきます。

大学院のオファーに必要なGPA | ロンドンLSE留学日記
LSEの方のブログ。他にも参考になりそうです。

TranscriptとGPAの試練 | フリーターイギリスへ行く
こちらもLSEの方のブログ。ゆるっとしてます。

イギリス大学院留学にGPA2.09で挑戦
せきららに書いてくれています。

イギリス大学院留学に向けて
3.0以下でも大丈夫だよーと言ってくれています。

25歳が挑戦するイギリス大学院留学
こちらも3.0以下でも勝機はあるとのこと!


以上になります。これからイギリス大学院を目指す人にとって、参考になると幸いです。

ほかにも、イギリス大学院留学の出願までの流れ全体をまとめたものです。

イギリス大学院留学に関する記事まとめ1【決意から出願編】

2017年8月28日
Rey
読んでくれてありがとうございます。他の記事も、これからどんどんアップしていく予定です✏ SNSフォローよろしくお願いします🙌 @reyblueberry
補足のおねがい*すでにイギリス大学院留学の受験をしていて、「自分はGPAこんなかんじで、こんな大学の、このコースに受かったよ」という方がいれば、匿名でいいので教えていただけるとありがたいです。参考にできれば、と思っています。

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