海外移住する人は、過去最高に増加中。どのくらい?どこに行くの?

読者
海外移住してみたい。
Rey
わたしも!

まわりに海外に移住したひとはいらっしゃいますか? わたしも場合は、たぶんひとりも知らないです。ずうっと前にアメリカの方と結婚して移り住んだ遠い親戚くらいです。

海外移住というのは、「限られた特別なひとのもの」のように思っていました。しかし、データをみたところ、海外へ移住するひと(永住権をもっているひと)や、長期滞在者がどんどん増えているのです。その事実に驚いたため、どうゆう人たちが移り住んでいくのか、細かくみいくことにします。

Rey
「海外移住者が増えている」なんて知らなかった!

海外へ移住した人と長期滞在者の人数

以下のグラフをみていただければわかるのですが、年々海外で暮らす日本人の方は増えています。こちらのグラフは、外務省がだしている海外在留邦人数調査統計(平成29年要約版)から出典しています。

ここには、「長期滞在者」「永住者」という分類がありますが、これらについても確認してみましょう。

長期滞在者:3か月以上の海外在留者のうち、海外での生活は一時的なもので、いずれわが国に戻るつもりの 邦人を指します。

永住者:(原則として)当該在留国等より永住権を認められており、生活の本拠をわが国から海外へ移した邦人を指します。

このように分類されています。「長期滞在者」には、交換留学の学生や、語学留学の方、日本企業の駐在の方などが含まれます。このように、日本のコミュニティに属しながら、海外に滞在している方がいますよね。一方で、「永住権」をとる前の段階の方ももちろんいらっしゃいます。あと2年したら、永住できることが確定する、といった方もいるかもしれません。すなわち、この「長期滞在者」の実態は掴みづらいです。

では、「永住者」はどうでしょうか。これはもう、違う国に永住することを基本的に決めたひとたちですよね。そのため、彼らに焦点をあてて、日本から他国に移住する人の特徴についてみていきます。上の表をみてもわかるように、今は47万人もの日本人が海外を拠点に生活しているのです。

日本人における、永住者の割合は?

ご存知のとおり、日本の人口は年々減っていっていますよね? なのに、海外永住者は増えているのです。そこで、何人に一人くらいのひとが、今は海外で生活拠点をもっているかについてかんがえてみます。

わかりやすくするために、上のグラフのはじまりである平成元年、日本の人口が一番多かった平成22年、今年(平成28年)をくらべてみましょう。

日本の人口 永住者 何人にひとりが永住者?
平成元年 123205000 246043 501
平成22年 128057000 384569 333
平成28年 126933000 468428 271

平成が始まった段階では、500人にひとりが永住者だったのに対し、今では270人にひとりが永住者です。もうちょっとで2倍になる程度です。ただ、20年も経ったことを考えると、平成元年に海外にいたひとの子供の分が増えただけかも、という見方もできます。

今でも、270人にひとりということです。とゆうことは、友達やお知り合い程度の広い範囲でひとり、です。それなら心当たりはありませんか?それくらいならいそうです。

もちろん、永住していた方の子供は日本国籍を持ちつつも、海外にとどまることを選ぶかもしれませんし、なにもしなくても海外で暮らす永住者は増えていくのではないでしょうか。

Rey
知らない間に、着々と海外に住処をうつしているひとがいる!

どこに永住を決めた人が多いのか

長期滞在者の滞在先は、世界各国にわたっていました。おそらくビジネスチャンスがあるからかアジアにも人が多くいました。

一方で、永住者はちがいます。オセアニア・北米・西欧と、いわゆる先進国とよばれる地域がおおいです。ラテンアメリカも大きく割合を占めていましたが、それは下降中です。

次に、とくに永住者のおおいトップ25の国をみてみます。


平成28年
国(地域)名 在留邦人数 前年比
1 米国 421,665 +0.5%
2 中国 128,111 -2.3%
3 オーストラリア 92,637 +3.9%
4 タイ 70,337 +4.3%
5 カナダ 70,174 +5.9%
6 英国 64,968 -4.5%
7 ブラジル 53,400 -1.1%
8 ドイツ 44,027 +4.3%
9 フランス 41,641 +3.3%
10 韓国 38,045 -0.0%
11 シンガポール 37,504 +1.5%
12 マレーシア 23,693 +4.0%
13 台湾 21,887 +8.6%
14 インドネシア 19,312 +4.6%
15 ニュージーランド 18,706 +4.0%
16 フィリピン 16,977 -0.3%
17 ベトナム 16,145 +9.9%
18 イタリア 13,808 +3.8%
19 アルゼンチン 11,608 -1.0%
20 メキシコ 11,390 +20.7%
21 スイス 10,614 +2.9%
22 インド 9,147 +5.7%
23 オランダ 8,136 +7.8%
24 スペイン 8,023 +0.8%
25 ベルギー 5,707 -8.4%

アメリカがだんとつでおおいことがわかります。10万人もの日本人が永住権をもって、アメリカで暮らしています。日本がアメリカ文化の影響をたくさん受けていることもあるでしょうし、アメリカの永住権(グリーンカード)が手に入れやすいのかもしれません。

おなじく北米のカナダも4万人もの邦人がいますし、北米は移住先として第一の選択肢になりそうですね。

一方で、ヨーロッパのほうには、意外と永住している人がいません。一番おおいイギリスでも2万人。スペインなんて3000人ほどしかいません。すなわち、ぎゃくにこういった地域に行けば、自分の希少価値が高まるともいえます。

また、南アフリカなどは260人くらいしかおらず、これくらいなら、たいだい全員覚えられそうですよね。高校生の同学年くらいの人数ですもん。それくらいのコミュニティでは、日本食をたべるのが大変だったりする一方、お互い親近感がわくことによって、助け合いもできそうです。(勝手に予想しているだけ)

もし、なんのバックグランドもなく、移住先を選べるなら、こういった現地の日本コミュニティのサイズ感なども考えておくと、言った時にギャップがないかもしれません。思っていたより日本人がいなくて困るとか、避けることができますよね。まあ、ヨーロッパとかだっから、ちょっと電車や飛行機にのればすぐですが。

個人の事情はわからない。

このようなデータをみても、客観的なことはわかるけれども、だれがどうして永住しようかと思ったのかなど、いちばん大事なことはわかりません。仕事の都合かもしれませんし、パートナーに会ったからかもしれませんし、なんとなく居心地がよかったからかもしれません。

なので、大事なことはわからないのですが、ちょっとずつ日本人でも海外育ちが増えてくるんじゃないかと思います。


参考文献・データ

※海外在留邦人のデータについては、以下より出典
海外在留邦人数調査統計 統計表一覧

※日本の人口については、以下より出典
総務省 統計局ホームページ 人口推計

Rey
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